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今回の就活インタビューは、特別編!!
なななんと、初の対談形式で行いたいと思います(^O^)
本日のインタビューイーは、あの超難関の公認会計士試験に現役で合格されたという大塩佑さんです!
そしてインタビューアーは、現在公認会計士試験に向けて日々勉強を続けておられる森島さんと石畑さんです。
勉強をしている者同士にしかわからない、公認会計士試験の裏側に迫っていきたいと思います☆
公認会計士を目指される方は必見ですよ!!(^o^)丿
■DATA■
経済学部・経営学科
大塩 佑(オオシオユウ)さん
大手監査法人に勤務中
専門学校、コース:大原 難波校、2年後発コース
(よっすぃ~)それでは対談を始めさせて頂きます。大塩さん、森島さん、石畑さん、今日はインタビューよろしくお願いします!
(森島さん)よろしくお願いします。それではさっそく質問なんですが、会計士を目指されたきっかけは何ですか?
(大塩さん)僕は福井県出身なんですが、将来を考えたときに、地元で就職するか大阪で就職するかですごく迷っていたんです。
そして2回生の夏に1つの決断をしまして、僕はその当時簿記2級を持っていたのもあり、会計士を目指そうと思ったんです。会計士になれば、大阪で様々な規模、業種の企業を相手にして仕事ができると思いました。そして、そこで得た知識や経験を将来地元に帰ったときに、中小企業の支援やコンサルティングに生かせることができるのではないかと思ったんです。
(森島さん)では将来的には独立を考えているんですか?
(大塩さん)勉強をし始めた当時はそう思っていたんですが、いざ会計士業界に入ってみて、先輩方の話を聞いていると、キャリアプランの選択肢は多く、急いで決める必要はないかなと思っています。しかし、常にそういうことは考えていますけどね。
(石畑さん)それは意外ですね(笑)では現役合格されたということで、大学と専門学校の両立をうまくされたと思うんですが、それに関して何かアドバイスはありますか?
(大塩さん)近年合格者が増えてきているので、毎日10時間を2年間勉強し続けなきゃ受からないってことではなくなったと思います。力を入れるところを間違えなければ大丈夫だと思いますよ。ただし1発合格するつもりで勉強しないと何回受験しても同じだと思います。
(森島さん)学部の単位もきちんと取らなければいけないじゃないですか。授業との両立はやはり大変じゃなかったですか?
(大塩さん)会計士の勉強をしていても、府大の経済学部は意外と関連科目が多いので、実は言うほど単位を取ることは大変ではないと思いますよ。大学に行きながらでも強い意志さえあれば不可能はないと思います。僕は、2つのことに集中できるタイプではなかったので、普段は会計士の勉強に集中していましたが、テスト前だけは大学の勉強に集中しましたよ。
(森島さん)就活をやらないで会計士の勉強を続けることへの不安感はありませんでしたか?実際僕も会計士の勉強を始める前にすごく悩んだんですが・・・
(大塩さん)どんなに確実に受かると周りから言われている人でも、必ず不安感はあると思います。だから逆に「俺は絶対に受かるよ!」って周りに言い続けてればいいんですよ。それで、自分はいけるって自分自身に思い込ませることが大事だと思います。
今の試験レベルなら3年、どれだけ遅くとも5年あれば合格が可能だと思います。受からない人は勉強の仕方を間違っていたり、勉強に集中できていないのだと思います。受かる人と受からない人との決定的な違いは、「絶対受かるぞ!」っていうオーラを出してるか出してないかってことだと思うんです。最初から「2、3回目で受かればいいかな」と思わずに、「1発で受かるぞ!」って気持ちで勉強を続けて下さい。
ただ他の就活生とのギャップに苦しむこともあるかと思います。会計士試験の合格発表は8月なので、彼らは自分より遅く動きはじめたのに、自分より早く進路を決めてしまう。心理的にすごく揺さぶられると思います。その辺でネガティブにならずに、逆にポジティブに考えていかなきゃいけないですね。
あと周りの友達は、すごく遊んでいると思います。彼らとの生活のギャップでもすごく悩むと思うんです。それは仕方ないことですけどね。かといって、中途半端にしか勉強できないなら、逆に大学生のうちはおもいっきり遊んだほうがいいです。大学生のうちは、海外へ行ったり、サークル活動など大学生活を謳歌し、卒業後に勉強を始めるといった人もいますしね。
(森島さん)監査法人に内定をもらえるかどうかは学歴や年齢、何回受験したかなどは関係あるんでしょうか?
(大塩さん)基本的には関係ないと思いますよ。面接次第ですね。ただし以前より合格しやすくなった分、入社すること自体も難しくなってきますし、入社してからすごく苦労すると思います。だからなぜ会計士になりたいのか、具体的にどういう仕事をしたいのかということを、今のうちにしっかりイメージしておくことが大切だと思いますよ。
(森島さん)僕は今専門学校で事務所見学とかの機会があって、確かにそういうことを考えられるチャンスがあるんですが、正直自分のことで精一杯で考える余裕がないんです。ましてや試験が終わってから1週間でどこの法人に決めるかなんて大変ですよね?
(大塩さん)確かに受験勉強時に就職活動のことまで考えるのはなかなか難しいと思います。だから試験が終わったらすぐに自分はどこに価値観を置くかということと、様々な法人の方の話を聞き続けることが大切だと思います。
けど試験が終わったらその反動で遊びたくなるんですよね。その誘惑に負けないことですね。先ほども言いましたように、人数増加により入社自体が難しくなってきてるので、今後は論文試験が終わって就職活動が終わるまでは気を抜かないことも必要になりますね。
(森島さん)すごく個人的な話なんですが、模試とかの成績に波があるんですよ・・・
(大塩さん)それは仕方ないことだと思います。会計士の勉強は試験範囲が広いだけに、誰にでも得意不得意分野は存在します。大事なことは、みんなができるところを当然のようにできる能力だと思います。これが難しかったりするんですけど。そこをきっちりしていれば、上位30%ぐらいには常に入れるのではないでしょうか。僕もよく模試で、「なんでこんなん間違うんや」って泣きそうになってましたね。
これは本でも読みましたし、専門学校の講師の方にも言われたことなのですが、論文試験受ける1年前までに合格できるかどうかはだいたい30%決まっているらしいんです。勉強を始めた最初の4か月はテレビを一切見ませんでした。次の4か月ではネットを断ち切りました。けど結局テレビは復活させたんですけどね(笑)こういうことをすると精神的にどんどん追い込まれていくので、そのバランスをうまくとることが大切ですよ。
(森島さん)その期間は毎日勉強されていたんですか?よく1週間に1回は休めっていう話を聞きますが。
(大塩さん)無理に休みを持つ必要はないと思いますね。やっぱり頑張っている人には上には上がいますので、特に最初は、勉強しない日がないぐらいの気持ちでやるべきですね。それでパンクしたら意味ないですけど。
(石畑さん)そうなんですか・・(汗)では受験勉強のスケジュールをどのように組んでいたのですか?
(大塩さん)僕の例はあまり参考にならないと思いますが、朝6時に寝て、昼の1時くらいに起きていました。試験が近くなってくると答練(答案練習会)が朝からあったので、それを受けてから寝ることも多かったです。受験勉強で一番苦労したことは生活習慣でしたね。実は朝型の生活にしたのも短答試験の1週間前でしたね。
けど本にも書いてあったことなんですが、やはり朝5時とか6時に起きるのがベストではないでしょうか?朝早く起きることによって、試験に受かりたいっていう自分の意志を強くできるって書いてあったんでとても感心しましたね。実際、まわりの合格した知り合いには、毎日同じ時間に起きて、朝早くから専門学校に来ている人が多かったです。
(石畑さん)勉強時間ってどれくらいだったんですか?
(大塩さん)最初の方は大体1日8時間くらいで、最後の方は1日5~6時間でした。最初の方は電卓を使った計算ばかりでしたが、最後の方は質重視で計算はほとんどやらなかったです。
僕の持論ですが、公認会計士試験の時に一番ウエイトを占めているのは簿記だと思うんです。簿記を早めに学習すれば、理論の勉強とか暗記することに集中できると思います。受験前年の8月に完成しておくのが目標ですね。それは論文式の試験を受けられるレベルで、他の受験生に負けないレベルが求められます。模試は基礎、応用、直対(直前対策)って流れなんですが、そこは全く勉強せずに乗り切れて、わからないところだけ10分くらい復習すればいいだけになるのですごく楽になるんです。
管理会計は半年くらいで完成できます。簿記と違って管理会計は合格レベルに達するまでかなり早いと思います。「後から頑張ればええやん」って考えて最初から手を抜いている人はダメです。計算科目は早く仕上げていきましょう。
(石畑さん)短答試験のテクニックやコツみたいなものはありますか?
(大塩さん)授業や模試をきちんと消化し、それを理解できていれば合格は十分可能です。僕らのときの試験と同じレベルならば、きちんと勉強していれば受かるようになっていると思います。
(石畑さん)短答試験ではスピードが重要だとよく言われますが・・・
(大塩さん)模試があるんで、その辺は慣れていくと思います。みんな財務会計が時間ないって言うんですが、それは簿記ができてないからだと思います。僕は簿記が得意だったので、本試験でも時間はけっこう余りました。簿記が得意な人は、ここで心の余裕を持てるでしょうね。だから簿記はしっかり勉強しておきましょう。
(森島さん)普段の答練(答案練習会)でも時間は余ってくるんですか?
(大塩さん)余ってくるというよりも、むしろ余らそうと努力することが大切で、みんな試験時間いっぱいの60分で解こうとしてるんですけど、それを自分で45分とか50分で解くみたいに設定してやると良いと思います。簿記などの計算が得意になったら、この問題ならこのくらいで解けるっていうのがわかってくると思います。そうすると理論でどれだけ時間をかけられるかが分かってくるので、気持ちに余裕が出てくると思います。
(石畑さん)他の専門学校の問題集とかも解いたんですか?
(大塩さん)いや、やらなくていいと思います。いろんな問題集に手を出す人がいるんですが、もらった教科書を完璧に仕上げてないのに、いろいろ手を出すのは時間のムダだと思います。
(石畑さん)正直論文の勉強って何を勉強していいかわからないんです。効果的な学習法はありますか?
(大塩さん)理論の授業や答練が始まったら見えてくると思います。この分野は他人の勉強法を聞いてもあまりピンと来ないと思いますので、自分なりの勉強方法を確立するのが1番良いと思います。
そして自分のやっていることが正しいかどうか確認するために、少なくとも月1回は専門学校の先生に聞いた方がいいと思います。自分の信頼できる先生が1人か2人いれば心強いと思います。
(石畑さん)苦しい受験勉強の中で、モチベーションを保つために何かしていたことはありますか?
(大塩さん)勉強をしたくなくなったときは勉強をしない方がいいと思います。その分勉強するときには集中してやればいいと思います。自分の持ち味は戦略の立て方と集中力だと考えていたので、集中して勉強すれば、勉強時間が短くても勝てると思っていました。たまに自習室でも電卓をたたく音がうるさい人とかいるじゃないですか。そういう人がいたらすぐに席を移動していました。そこでがまんして勉強を続けるのは、時間のムダだと思ったんで。
専門学校に行って一番良かったことは、様々な年代の人とのつながりが持てたことですね。将来一緒に仕事をすることを考えただけでワクワクして勉強のモチベーションが上がりました。ただ専門学校のまずいところは、友達とムダ話をし続けてしまって勉学がおろそかになってしまうことがあるんですね。その辺の兼ね合いが一番難しいと思います。
(森島さん)公認会計士として働いていての感想はいかがですか?働く前とのイメージの違いなどはありましたか?
(大塩さん)まだ働き始めて3か月ちょっとですので、これから徐々につかんでいく感じですね。
(森島さん)今は具体的にどのようなお仕事をされているのですか?
(大塩さん)基本的に日本の会社は3月決算が多いので、大体入社したばかりの人は1月や2月に第3四半期監査を行います。また、内部統制監査も実施していますね。実際、僕たちができる仕事はそんなに多くはないですが、現場に出た以上はクライアントの方からはプロとして見られますし、その期待にこたえることは容易ではないです。毎日、緊張が続いている感じですね。
(森島さん)ドラマではよく会計士は先生と言われてもてはやされていますが、実際はどうなんですか?
(大塩さん)あんな強圧的な態度をとっている訳ではないですよ。ただあまりにもへりくだった態度をとってもダメなんです。例えば資料をお願いするときにも弱気になってしまうと、大事なお願いをするときにとても困るんです。入ってからも言われるんですが、頭が切れることはもちろんのことですが、やはりコミュニケーション能力は大事になってきます。
(森島さん)それは意外ですね。会社で経理をやっている友達から聞く会計士のイメージはあまりよくなかったので(笑)
(大塩さん)ただ社会に出ていきなり先生と呼ばれるので、勘違いする人もいるかもしれませんね。
(石畑さん)なぜ大手の監査法人を選んだのですか?中小の監査法人は候補になかったのですか?
(大塩さん)理由は2つありまして、1つは優秀な人材がたくさんそろっているからと考えたからです。大手でしたら人も多いですし、そこで目標とすべき人を見つけられればいいかなと思ったからです。
もう1つは、僕が所属する大手監査法人には福井事務所があったからです。ただし、大手でも中小でも会社によって全然社風が違いますよ。その辺は自分にあった会社を選んでいかなければいけませんね。
(森島さん)皆さん大手に行かれる方が多いんですか?
(大塩さん)基本的には大手が多いんじゃないかと思います。けどいずれにせよ、コミュニケーションがきちんととれる人と熱意のある人が採用されると思いますよ。
(よっすぃ~)それではおふたりも十分聞きたかったことを聞けたんじゃないかと思いますので、最後に僕の方から2つほど質問させて頂きます。大塩さんの将来の目標を教えて頂けませんか?
(大塩さん)3年後にチームを率いるための知識と経験を身につけることです。そして周りから認めてもらえるような人間になりたいです。そして向上心を持ち続けること、環境に対して柔軟に対応していくこと、常に勉強し続けることを維持していきたいですね。プライベートも充実させたいですけど、仕事がうまくいってからしか語る資格はないと思いますので。
(よっすぃ~)それでは最後に会計士を目指している方、目指そうと考えている方にメッセージをお願いします!
(大塩さん)アドバイスとしては、2、3回生のうちに自分の中でやりたいことに優先順位をつけて、どれが自分の一番やりたいことかはっきりさせてやると良いと思います。僕はやりたいことを100個ぐらい紙に書き出して、それぞれに優先順位をつけるってことをやったりもしました。そのときに会計士になりたいっていうのが1番だったので会計士を目指すことにしました。
会計士の勉強を始める前ってすごく不安だと思います。一度勉強をし始めるとそれ以外のことはできないですからね。けど試験に合格さえすれば自分のやりたいことができるという安心感もあります。逆に考えると、普通に就職活動をして自分のやりたい仕事に出会えて、第一志望の会社や業界に内定をもらうっていうのは難しいことですよね。僕はそれが怖かったのもあって、うまく就職活動を乗り切った方をすごく尊敬しています。その点会計士は合格してしまえば勉強したことがそのまま仕事につながるので、そういう面でのリスクはないと思います。
いいとこも悪いとこもありますけど、将来を考えるときに公認会計士をひとつの選択肢に含めてみてください。
初の対談形式ということで、正直どうなるのか心配していましたが、
想像以上に興味深いお話が聞けて、とても新鮮な感じでした(^o^)
会計士について何も知識のない僕らがインタビューするよりも、
より具体的で深みのあるお話になったんじゃないかと思います☆
大塩さん、そして森島さんに石畑さん、
充実したインタビューをどうもありがとうございました!!
(文責:よっすぃ~)
